モロッコの南部に位置し、北大西洋に面する小さな漁師町であるTagazout (タガズート)。
いくつもサーフポイントがあるタガズートは、モロッコのサーフタウンとして有名。
大きなうねりが入ってくる冬には、ヨーロッパから毎年多くのサーファーが訪れます。
一方、タガズートの小さな村にはおしゃれなレストランや可愛い雑貨屋さんもあり、サーフィン以外にも楽しみが沢山!
近年では、ハイアットなどの大型ホテルも続々建設されていて、サーファーのみならず、バカンスを楽しみにくる観光客も増えているそう。
こちらのページでは、モロッコで
- サーフトリップを計画している人
- サーファーじゃないけど、ビーチリゾートを楽しみたい人
- マラケシュやアガディールと一緒に他の都市を周遊したい人
に向けて、タガズートへの行き方やお勧めの過ごし方をご紹介。
この記事を読んで計画すれば、あなたもモロッコの魅力を思う存分楽しむことができるでしょう!
こんにちは!
世界中の「良い波」と「サーフカルチャー」を求めて執筆活動中♪
トラベルライターのAyaです。
これまでにサーフィンで訪れた国は30カ国以上。
インドネシア・スリランカ・台湾・オーストラリアはもちろん、現在はヨーロッパ・アフリカ大陸を中心にサーフトリップを楽しんでいます。
タガズートへの行き方
タガズートに最も近い空港はアガディール・アル・マシーラ空港。
日本からは直行便が無いため、ヨーロッパもしくは中東諸国を経由する必要があります。
アガディール空港からタガズートまでは車で約1時間。
移動方法は主に3つ。
- レンタカー
- タクシー
- シャトルバス
モロッコでの移動に一番便利な方法は、レンタカーを借りるのこと。
レンタカーを予約する場合は、Booking.comを使って日本から事前に予約するのが便利です。
海外での運転に自信がないという人は、タクシーでも簡単に移動することが可能。
乗車賃は日本よりはるかに安く、片道200DH程(日本円で約3000円)です。
また、とにかくコストを抑えたいという人にはシャトルバスもおすすめ。
SOUK TO SURFというサイトで、あらかじめ予約することができます。
その他には、現地のバスが出ていますが、運行時刻が不定期で旅行者にはお勧めできません。
タガズートで出来る8つのこと
1.サーフィンに挑戦
せっかくタガズートを訪れたからには、サーファーでなくても、一度はサーフィンに挑戦してみましょう!
タガズートのメインビーチでは、毎日いくつものサーフレッスンが開催されており、初心者でも十分サーフィンを楽しむことができます。
インストラクターは、海をよく知るローカルサーファーばかりなので安心。
2. ロングボーダーの聖地!メローな波を求めてImsouane(イムソワン)までドライブ
モロッコで色んな波を楽しみたいなら、車を使ってImsouane(イムソワン)まで行くのもお勧め!
タガズートから車で約1時間15分の距離にあるイムソワンは、穏やかでメローな波が立つことで有名。
The Bayと呼ばれるサーフポイントは「アフリカ大陸で一番ロングライドできるビーチ」と称され、沢山のロングボーダーたちがその波を楽しんでいます。
足がつく遠浅の海は、初心者の練習にも最適。
現地にはサーフボードのレンタルショップも幾つかあるので、初心者の方でも気軽に楽しむことができます。
3. アフターサーフは“ベルベルマッサージ”を受けに地元のスパへ
サーフィンの後は、マッサージを受けに地元のスパへ。
ベルベルマッサージやハマムなど、モロッコならではの施術を楽しめます。
私のおすすめは、中心部から車で10分ほどの場所にあるMellow Massage and Hammam Taghazout Tamraght 。
地元のおばちゃんたちの力強いマッサージは、サーフィンで疲れた体もほぐしてくれます。笑
お値段は1時間で30ユーロ。マラケシュなどの観光地に比べると値段もお手頃。
【Mellow Massage and Hammam Taghazout Tamraght】
Ait Soile Tamraght, Agadir, モロッコ
TEL:+212627348506
4. 気の向くままにタガズートの村をお散歩
タガズートはとても小さな街ですが、細い小道にはサーフショップやおしゃれな雑貨屋さんが所狭しと並んでいます。
村を歩けば、地元の人たちに話しかけられることもしばしば。ゆったりとした時間の流れる、とても素敵な村。
白とブルーの街並みは、まさにモロッコの海辺街の雰囲気。気の向くままにのんびりお散歩を楽しめば、ローカルの暮らしを垣間見ることができるかも。
5. ロマンチックに夕陽を鑑賞
広大な北大西洋に面しているタガズート。
どこまでも続くビーチからは、とても美しい夕陽を鑑賞することができます。
夕陽を鑑賞することができるレストランはいくつもありますが、私のお勧めはハイアットホテル内にあるレストラン Sud Km17。
ビーチフロントに位置するこちらのレストランからは、遮る物が何も無く、美しい夕陽を鑑賞することができます。
高級ホテルのハイアット内にあるレストランということで、アットホームなタガズートの街中とは全く違った雰囲気。
洗練されたロマンチックな時間を味わうことができます。
【Sud Km17】
Km 17 Essaouira Road, Taghazout Bay, Agadir 80750 モロッコ
TEL:+212528381234
http://www.hyattregencytaghazout.com/
6. 沈みゆく夕陽をバックに!ビーチでラクダに乗る
タガズートのメインビーチに行くと、ラクダや馬を散歩させているお兄さんをよく見かけます。
話しかけてみると、30分100DH(日本円で1400円ほど)で乗せてくれるとか。
マラケシュやアガファイなどの観光地と比べるとだいぶお手頃。
お薦めの時間は夕暮れ時。沈みゆく夕陽をバックに砂浜を歩けば、素敵な思い出でになること間違いなし。
ラクダ使いのお兄さんは比較的一日中見かけることができましたが、確実にラクダに乗りたいという方はAdmire moroccoというサイトもお薦め。
ホテルまで送迎付きで、あらかじめ予約することができます。
7. ローカルフードを堪能
タガズートは小さな村ですが、村を歩けば沢山のレストランやカフェに出会います。
モロッコ料理から西洋料理やアジア料理まで、ラインナップも様々。
私たちが見つけた旅のお気に入りのお店は、ケフタ(肉団子)の屋台。
屋台の前には、炭火で焼かれる美味しそうな香りが漂います。
港町タガズートのケフタは、肉団子ではなく魚のミンチ。
微塵切りにした玉ねぎをかけていただきます。地元の人たちは、これをパンに挟んでサンドイッチにするみたいですが、お酒好きの私たちは、パンには挟まず、そのまま。
ビールのおつまみに最高!
滞在中、何度も通ってしまうほど、あっという間にファンになりました。
8. 気分はローカル!ビーチで新鮮なお魚を購入
漁師を生業とする人が多いタガズート。
朝のビーチでは、村の漁師さんがその日釣ったお魚を販売しています。
キッチン付きのエアビーに泊まったら、市場でお魚を買って料理に挑戦してみて!
どれも新鮮なものばかりで、美味しくならない訳がありません。
タガズートでお勧めのホテル
タガズートの村はとても小さく、中心部にある宿泊施設は、ブティックホテルや民家を改装した民泊施設がほとんど。
一方、村から少し離れると、ハイアットなどの大型ホテルもあり、ラグジュアリーで洗練されたステイも楽しむことができます。