エーゲ海に浮かぶミコノス島は、ギリシャを代表する観光地。
真っ青な空に白壁の家々が並ぶ街並みは、絵に描いたように美しく、迷路のように続く石畳を進めば、まるでおとぎ話のような景色が広がります。
そんなミコノス島の美さは、「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」と例えられるほど。
- 真っ白な壁と石畳の小道が可愛らしい「ミコノスタウン」
- 初夏の島を彩る「ブーゲンビリア」
- アイコニックな「粉ひき風車」
など、どこを切り取っても絵になる観光スポットばかりです。
また、リゾート地としても人気のこの島には、息を呑むような美しいビーチが沢山!
ローカルバスや水上タクシーに乗って、いろんなビーチを巡ることができるのも、島の最大の特徴の一つです。
この記事では、そんなミコノス島の魅力を徹底解説!
これからギリシャ旅行を計画しているあなたへ向けて、ミコノス島でオススメの観光スポット10選を詳しくご紹介してきます。
実際に旅行した経験をもとに、ガイドブックには紹介されていない穴場スポットや旅のコツも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
こんにちは!
ロンドン在住のトラベルライターAyaです。
今まで旅した国は30カ国100都市以上。
行き先は、東南アジア・ヨーロッパ・アフリカ大陸・中南米など様々。
旅先での楽しみは、その土地ならではの食事やローカルマーケットの発掘など、地元民の暮らしに触れること。
ガイドブックには載ってない、ローカルのお気に入りをご紹介していきます♪
ギリシャ・ミコノス島でおすすめの観光スポット10選
「ミコノス・タウン」を散策
ミコノス島へ旅行に来たら、まず最初に訪れたいのがミコノス・タウン(旧市街)。
真っ白な壁の家に、迷路のように続く石畳の路地。ミコノス・タウンに一歩足を踏み入れると、まるでおとぎ話の世界に入り込んだような気分になります。
細い路地には、可愛いショップやおしゃれなバーが立ち並び、歩いているだけでもとっても楽しい!
街角では、可愛い猫ちゃんにも沢山出会います♡
ミコノス島のお店でよく見る青い目玉↓🧿
「マティ」と言って、ギリシャでは古くから魔除けとして親しまれているそう。
おしゃれなデザインの物も多く、お土産にもぴったり!
初夏のミコノス島を彩る「ブーゲンビリア」
ミコノス島の風物詩と言えば、春〜夏にかけて咲く満開のブーゲンビリア。
旧市街を歩けば、街の至るところで美しい花々を見ることができます。
ピーク時期は5月〜6月とのことですが、その後も寒くなるまで(暖かい年には11月ごろまで)咲き続けるそう。
真っ白な壁にピンクのコントラストが美しく、まさにミコノス島ならではの光景です。
「リトル・ヴェニス」で朝のコーヒー
ミコノス・タウンの散策が終わったら、海沿いの地区「リトル・ヴェニス」でひと休み!
港に面して、おしゃれなカフェバーやレストランが軒を連ねるリトル・ヴェニス。
美しい海を眺めながら、のんびりしたひと時を楽しむことができます。
なお、リトル・ヴェニスの1番の魅力は、各店舗に設置された迫力満点のテラス席!
海に迫り出すように設置されたテラス席は、波が荒い日には水しぶきが掛かることもしばしば。
夕陽の鑑賞スポットとしても有名で、SNSでも人気のサンセットバー「Negrita Bar Mykonos」など、大勢の観光客で賑わいます。
Little Venice
マップ : Googleマップ
ミコノス島のシンボル「カトミリの風車」
リトル・ヴェニスからすぐの丘の上、海と街を見守るようにそびえる7つの風車は「カトミリの風車」。
ミコノス島では全部で16個の風車がありますが、このカトミリの風車が1番有名です。
16世紀に造られた当時は、粉ひき風車として活躍していたこの風車。
現役で動いているものは無いとのことですが、ミコノス島のシンボルとして今でも大切に保管されているそう。
Kato Mili Windmills
ギリシャ名:Ανεμόμυλοι Μυκόνου
マップ : Googleマップ
住所:Mpaoumi, Mikonos 846 00 ギリシャ
営業時間:24時間
真っ白な壁が可愛らしい「パラポルティアニ教会」
リトル・ヴェニスから歩いてすぐの場所にあるパラポルティアニ教会は、17世紀に完成したもの。
一見するとひとつの建物に見える教会は、5個の礼拝堂が集合していてるんだとか!
真っ青な空に白い壁が可愛らしく、撮影スポットとしても人気です。
Paraportiani Church
ギリシャ名:Παναγία Παραπορτιανή
マップ : Googleマップ
住所:Χώρα, Mikonos 846 00 ギリシャ
営業時間:24時間
カラフルな旗がはためく「聖キリアキ教会」
前述のパラポルティアニ教会の他にも、ミコノス・タウンには可愛らしい教会が沢山!
旧市街の中だけでも、なんと約60個の教会が点在しているそう。(ミコノス島全体では約1200の教会があるんだとか…!)
ミコノス・タウンの細い路地を奥へおくへと進んで行くと、小さな路地裏にポツンと現れる「聖キリアキ教会」もその一つ。
真っ白な壁に赤色のドア。カラフルな旗で装飾されてた姿が、なんとも可愛らしい♡
気ままに散策するのが楽しいミコノス・タウンですが、「もっと効率的に観光したい!」という人には半日ツアーもオススメ。
ビーチでの海水浴がセットになったツアーを選べば、現地での移動の心配もありません。
街全体を見下ろす「ビューポイント」
「迷路のように入り組んだミコノス・タウンを写真に上手に収めたい!」という人にオススメなのが、街の外れにあるビューポイント。
高台にあるこの場所からは、美しいエーゲ海と白亜の家々が並ぶ、「これぞミコノス島!」という景色を眺めることができます。
ELTAポストオフィスのすぐ横にある階段を10分ほど登るとたどり着くこのポイントは、知る人ぞしる穴場。
Googleマップにも名前が載っていない場所なので、探す場合は座標(37°27’00.8″N 25°19’51.0″E)を参考にしてくださいね!
現地バスに乗って「ビーチ・ホッピング」
ミコノス・タウンの観光スポットを見終わったら、バスに乗ってビーチホッピングへ!
ミコノス島は、よく整備されたビーチが点在することでも有名で、クラブミュージックが大音量で流れるパーティービーチから、ファミリー向けの場所まで、各ビーチによって特色は様々。
ミコノス島らしいパーティーも良いけれど、「エーゲ海の穏やかな海で、のんびり過ごしたい!」と言う人にオススメなのがオロノスビーチ。
ここはファミリー向けの比較的穏やかなビーチとして有名で、年齢層を問わず誰でも楽しめるのが魅力!
ミコノスタウンからバスで15分とアクセスが良いのもポイントです。
「サンセットクルーズ」でエーゲ海に沈む夕陽を鑑賞
エーゲ海に沈み行く美しいサンセットを楽しみたいなら、サンセットクルーズに参加するのがオススメ!
ミコノス島でサンセットといえばリトル・ヴェニスのサンセットバーが有名ですが、夏のハイシーズンには人がごった返し、正直夕陽どころでは無いのが現実…。
サンセットクルーズに参加すれば、人混みも気にせず、のんびり夕陽を鑑賞することができます。
また、クルーズ船の他には、180º Sunset Barもオススメ!
高台に位置するこのバーでは、ミコノスタウンとエーゲ海に沈む夕陽を同時に鑑賞することができます。
地元のタベルナでギリシャ料理を堪能
ミコノス島に来たからには、絶対に味わいたいのが地元のギリシャ料理!
ミコノス島には沢山のタベルナがありますが、私の1番のオススメは「タベルナ・マルコポーロ」。
宿泊していたペンションのオーナーに教えてもらった地元のタベルナで、なんと50年以上も続いているそう!
お店の自慢料理は、ナスとジャガイモとひき肉をベシャメルソースで焼き上げたギリシャ風グラタン「ムサカ」。
ギリシャでは昔から親しまれている伝統料理で、濃厚な味わいがたまりません!
Taverna Marco Polo
マップ : Googleマップ
住所:Ιγνατίου Μπασουλά, Mikonos 846 00 ギリシャ
電話番号:+302289022126
営業時間:12:00-深夜1:55
ギリシャ・ミコノス島に行く前に知っておくべきポイント
ベストシーズンはいつ?
観光可能なシーズンは4〜10月。特に、気温が上がる7〜8月がベストシーズンと言えます。
なお、
- 遺跡や街巡りが目的なら、春と秋に当たる4〜6月と9〜10月
- 海で泳ぐことが目的なら6〜9月
など、目的に合わせて季節を選ぶのもオススメ!
また、オフシーズンにあたる11〜3月は、クローズしているレストランやホテルも多いので、注意が必要です。
観光するのに必要な日数は?
主要観光地だけなら半日でも観光することができるミコノス島ですが、理想は2泊3日!
3日間あれば、ミコノス・タウンの他にビーチやサンセットクルーズなど、ミコノス島の魅力を思う存分味わうことができるはず!
ミコノス島→サントリーニ島はフェリーでわずか2時間!
せっかくギリシャまで来たなら、サントリーニ島も併せて訪れるのもオススメです。
なお、フェリーでの移動方法については以下記事に纏めているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ミコノス島への行き方は?
首都アテネの南東、サントリーニ島の北に位置し、キクラデス諸島に属するミコノス島。
ミコノス島へのアクセスは、アテネより
- 飛行機
所用時間:40分程度 - 高速船
所要時間:2時間 - フェリー
所要時間:4時間半
の3つの方法があり、1番効率的に移動できる飛行機がおすすめです。
空港からの移動手段は?タクシーがつかまらないってホント?
島全体を通して、
- タクシーの台数が極めて少ない
- Uberなどの配車アプリが使えない
ミコノス島。
空港にはタクシー乗り場がありますが、常駐しているタクシーはほぼ無く、長時間並ぶ必要があります。
そんなミコノス島で、空港⇔ホテル間をタクシー移動したいなら、事前にハイヤーを雇うのがオススメ!
私は、ヨーロッパ専用空港ピックアップアプリのWelcome Pickupsのアプリを使って日本から予約していきました。
ホテルはどこのエリアがオススメ?
タクシーがほとんど捕まらず、電車も走っていないミコノス島では、旅の目的にあった滞在エリアを選ぶのが重要!
- 主に街歩きを楽しみたいなら
- ミコノスタウンエリア
- ホテルやビーチでゆっくりしたいなら
- ビーチ周辺のホテル
がオススメです。
「毎日街歩きをして、一日だけビーチに行きたいな」と思っていたので、ミコノスタウンの中心部にあるブティックホテル「Marietta’s Mykonos」に滞在。
カトミリの風車やリトル・ヴェニスまで徒歩1分と好立地。夕陽が見える専用バルコニーまで付いていてとっても快適でした!
ファブリカ駅も近いので、島内の移動も楽々!
大正解のホテルだったので、滞在先に迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
最後に
以上、ギリシャ・ミコノス島についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
真っ青な空に白亜の家々が並ぶ街並みが、絵に描いたように美しいミコノス島。
あなたも是非、そんなミコノス島で素敵な旅の思い出を作ってくださいね!