エキゾチックでワイルドな国、モロッコ。
治安も悪くなく、モロッコの人もみんな親切って聞くけれど、モロッコ旅行に関する情報はまだまだ少ない。
旅行を計画する人の中には、
- 女子だけで旅行しても大丈夫かな?
- 初めてのモロッコ旅行だけどトラブルは起きないかな?
- 現地でカードは使えるのかな?チップは必要?
など不安に思ってしまう人も沢山いると思います。
年間100日以上を海外旅行に費やしている私ですが、実際にモロッコを旅行してみて、「ヨーロッパやアジアの国々を旅するのとは全く違う注意事項があるな〜」と痛感。事前に知っておけば防げるトラブルもあったなと、後になってから思います。
こちらの記事では、15日間のモロッコ周遊を終えた私が、より快適なモロッコ旅行の為に!事前に知っておくと必ず役立つ情報をまとめました。
日本を離れる前にバッチリ読んで、モロッコの旅をより楽しく、快適なものにしましょう!
空港を離れる前に現金を両替する
モロッコではまだまだ現金主義。カード払いが使えなかったり、少額の買い物ではカード払いを受け付けてくれないお店も沢山あります。街中にも両替ショップはありますが、空港を離れる前に現金を手元に用意しておくのがベストです。なお、海外での両替にはトランスファー・ワイズも便利。
普段の生活でも旅行中もあまり現金を持ち歩かない主義の筆者。モロッコでも「必要になったら両替すればいいや」という気持ちで空港ではあまり両替しませんでした。しかし、実際に旅行してみるとカードを受け付けてくれないお店がほとんど。カードで支払う場合は、3%の手数料を上乗せしてくるお店も多いので、モロッコでは現金は必須です。
空港を離れる前にチップ用の細いお金を用意しておく
観光地マラケシュを中心にチップ文化が浸透しているモロッコ。荷物を運んでもらった際やレストランでのお会計の際はチップを求められる場面が多くあります。旅行初日も困らないよう、空港でお金を両替したらその足でコンビニへ。水などを買ってチップ用にお金を崩しておくのがベストです。
空港からメディナにあるリヤドまで送迎車を頼んだ時の話。リヤド近くの大通りで車から下ろされ、「メディナは道が狭いから歩いて行ってね!」とのこと。車を降りてからは、現地のおじさんが台車にキャリーバックを乗せて運んでくれたんだけど、リヤドについたところで「チップをください」と。空港に着いたばかりで大きな現金しか持ってなかった私は仕方なく100Dhを渡すことに。。。( 通常の相場は20Dh程度。)空港で細かいお金を作っておけば、もっとスマートに対応できたはず!
モロッコの通貨は国外持ち出し禁止
モロッコの通貨は原則として国外への持ち出しが禁止されています。出国審査で多額のディルハムを持っていると止められてしまうこともあるので注意。お金を換金する際は、旅行中に使い切れる金額だけ両替しましょう。
観光前にオフラインの地図をダウンロードしておく
大都会よりネットの普及が遅れているモロッコ。ネット上の地図を頼りに旅をしていても、突然オフラインになってしまうこともしばしば。Googleマップのオフライン機能を使って、事前に観光地や宿泊地付近の地図をダウンロードしておくと便利です。
イスラム文化圏での女子の服装は適切に
モロッコはイスラム文化圏でも女子が旅行しやすい国の一つ。大都市では服装や考え方で欧米のカルチャーを享受している若者も多くいます。一方で、まだまだ保守的な考えの人が多いのも事実。モロッコを旅するなら、女性の服装はある程度のマナーを守った方が気持ちよく過ごせます。体の線や肩、足の露出、胸元があいた服は避けるなど、基本的なことを気をつけているだけでも違います。
お酒を飲む場合は観光客向けのレストランで
イスラム文化圏のモロッコでは、通常のレストランやスーパーではお酒を販売していません。レストランでお酒を楽しみたい場合は、観光客向けの場所かホテルのレストランがお勧め。エアビーなどに滞在して、部屋で飲むお酒を買い出したい場合は、フランス系大型スーパーのCarrefour(カルフール)に行けば購入することができます。
タクシーに乗る際に事前の値段交渉は必須
マラケシュなどの観光地では特に、タクシー乗車時にメーターを使ってくれることはマレ。日本の感覚でタクシーに乗ると、降りる時に通常より高い値段をふっかけられることもあるので、乗車の際は事前に値段交渉を。
滞在中に何度もタクシーを使いましたが、マラケシュのメディナ内の移動は50Dh、新市街への移動は70Dhほど。早朝や深夜になると値段が高くなる傾向にあります。メータータクシーに慣れている日本人にとって、毎回の値段交渉はストレス。交渉をする上で、事前に相場を知っておけば自信を持ってドライバーと対峙できます!
水道水は絶対飲まない
基本的にモロッコの水道水は飲めません。ローカルたちが水道水をそのまま飲んでいる姿を見かけますが、その土地の水に慣れていない私たちはミネラルウォーターを飲むのが無難です。
自称ガイドに御用心
モロッコでは公認ガイド資格を持った「モロッコ人」ガイド以外の人物が外国人をガイドすることは、法律違反で取締りの対象になります。事前にインターネットなどでガイドを予約する場合は、「公認ガイド資格保有」と記載のあるガイドを予約しましょう。現地で声をかけてきた「自称ガイド」には気をつけて!