ヨーロッパやアメリカに旅行するとき、大変なのが長時間のフライト!
例えば、ロンドンで14時間、パリで13時間半、NYで14時間半と、10時間を超えるロングフライトが一般的です。
ロンドン在住の私自身、一時帰国でよく長距離の飛行機に乗りますが、安さ重視でエコノミークラスの航空チケットなので、
- 足がむくんでよく眠れない
- 面白そうな映画が全くなくて暇すぎる…
- 機内が寒すぎて風邪引いた
という失敗をたくさん経験してきました。
しっかり準備しないと、長時間のフライトはかなり地獄です・・・!
特に女性は、乾燥・冷え対策や美容対策など、しっかりと準備しておきたいですよね。
この記事では、長時間のフライトでも機内を快適に過ごせる便利グッズを、以下の4つの目的別にご紹介!
- 睡眠グッズ
- むくみ対策・快適グッズ
- 乾燥対策グッズ
- 暇つぶしグッズ
女性ならではの視点で、必須アイテムから、あったら便利!というものまでご紹介しています。
これから海外旅行に行かれる方は、ぜひ参考にしてくださいね!
こんにちは!
ロンドン在住のトラベルライターAyaです。
今まで旅した国は30カ国100都市以上。
行き先は、東南アジア・ヨーロッパ・アフリカ大陸・中南米など様々。
日本・ヨーロッパ間の移動は20回以上経験していて、苦しい長距離フライトを快適にするため、毎回研究を重ねています!
【女性向け】長期フライトを快適にする持ち物:睡眠グッズ
ネックピロー
「座りながら寝ると、首が変な方向に曲がってしまい、起きたときに痛くて首が曲げられなくなった」という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
長時間のフライト中にぐっすり眠りたいなら、ネックピローは絶対外せないアイテムです。
首をホールドしてくれるネックピローを使うと、座ったままでも頭の位置が固定されます。
肩や首など体への負担を軽減してくれるというメリットがあり、 より深い眠りにつくことができるので、睡眠の質も格段に向上します!
首が安定してよく寝られるのは、枕タイプのネックピロー。低反発まくらがちょうどよい硬さで心地よいです。折りたたみタイプを選べば、小さくなって持ち運びも便利◎
「とにかく手荷物を減らしたい!」という人には、空気を入れて膨らませるタイプのネックピローもオススメ!
低反発ネックピローに比べて多少快適さは劣りますが、荷物が多くなってしまうロングフライトで、手のひらサイズに収納できるのは、やはり便利です。
アイマスク
「真っ暗でないと寝られない!」という人は、アイマスクを持っていきましょう。
夜の時間は消灯してくれますが、隣の人が映画を見ていたり、足元の電気が気になってぐっすり眠れないことはよくあります。
ちょっと高機能のアイマスクを選べば、長時間つけていても耳が痛くならなくて◎
耳栓(ノイズ低減機能付き)
飛行機内はさほどうるさくありませんが、エアコンの音が気になったり、隣の席の人がゴソゴソ動く音が気になって起きてしまうことも。睡眠を妨げられたくない人は、耳栓を用意しておきましょう。
ノイズ低減機能つきの耳栓を使えば、機内で仕事をしたり、本を読むときも、周囲の音を気にせず集中できて便利です。
なお、高品質なイヤホンがあれば耳栓にもなりますが、寝てる間に落として無くしてしまっている人をよく見かけます。。。
ぐっすり眠りたいなら、耳栓を持参すると安心です!
折りたためるダウン
海外のエアラインやLCCなどに乗ると、びっくりするほど低い機内の温度設定。
欧米の方は日本人よりも体が大きく、比較的体温も高いので、機内の温度設定も低めに設定されていることが多いんです。
2〜3時間のフライトなら我慢できますが、10時間を超える長時間フライトでは地獄!
私自身、「夏のフライトだから」と安心して登場したら、機内が寒すぎて全く寝れなかった経験が多々あります。
LCCなどの安い飛行機ではブランケットを用意していないことも多いので、機内で温度調整できるよう、折りたたみ式のダウンを持参すると快適。
足元を冷やしたくない人は、分厚めの靴下も持ってくと、なお安心◎
折りたたみスリッパ
長時間のフライトなら、靴を脱いでリラックスして過ごしたいですよね。
機内では気圧の関係で足がむくみがちなので、折りたたみ式のスリッパを持参すると、快適さのレベルが格段にアップします。
座席ではもちろん、トイレに行くときもサッと履けて便利。「足が浮腫んで靴が上手く靴が履けない!」なんてストレスからも解放されます。
また、ヨーロッパのホテルは、日本のように室内にスリッパが備え付けられてないのが一般的。
土足が一般的なヨーロッパでは、ホテルの床が汚れていることも多いので、スリッパが一足あると重宝しますよ。
【女性向け】長期フライトを快適にする持ち物:むくみ対策・快適グッズ
着圧ソックス
足のむくみが気になる長時間のフライト。
特にエコノミークラスでは、長時間狭い座席に座ったままになる為、血行が悪くなり、むくみが倍増。エコノミークラス症候群の原因にもつながるので、しっかり対策しておきたいですよね。
そんなとき便利なのが、着圧ソックス!
履いているだけで適度な圧がかかり、足のむくみを軽減してくれます。
もちろん、数時間に1回立ち上がって歩いたり、足を動かしたりして対策することも大事!
機内では適度な運動も心がけてくださいね。
フットレスト
着圧ソックスと合わせて、足のむくみ対策にオススメなのがフットレスト。
足置きとして使うフットレストは、長い時間座っていて身体が辛い時に、腰や足への負担を軽減してくれる心強いアイテムです。
大人はもちろん、体の小さいお子さんと乗るときも大活躍。
バッグに入れて持ち運べるコンパクトな折り畳み式を選べば、持ち運びも簡単です◎
耳栓(気圧コントロール機能付き)
飛行機に乗ると「耳が痛い」と感じることがあります。
特に離着陸のときによく起こる現象ですが、これは「気圧の変化」によるもの。キーンという耳鳴りがしたり、音が聞こえなくなったりと、とっても不快ですよね。
そんなとき便利なのが、気圧コントロール付きの耳栓!
つまみ部分が空気の流れをコントロールする仕組みになっていて、気圧の変化からくる痛みを軽減してくれます。
なお、気圧コントロール付きの耳栓は、遮音性は低いので、睡眠用には別途、ノイズ軽減機能に特化した耳栓を持参しておくと安心です。
歯ブラシセット
意外と忘れがちな歯ブラシセット。
長時間のフライトでは、2〜3回の機内食が出てくるので、歯ブラシセットを持参しておくと快適。
なお、国際線に機内持ち込みできる液体の量は、100m以下の容器に入っている物のみなので、歯磨き粉のサイズには気をつけてくださいね。
(→機内持ち込み制限について詳しくはこちら)
ドライシャンプー・汗拭きシート
仕事帰りのフライトや着陸後すぐに観光する場合、お風呂に入れないのが気になる人も多いはず。
空港のラウンジにはシャワー完備の場所もありますが、費用がかかったり、時間がなかったりと、案外使いにくいですよね。
そんな時にオススメなのが、ドライシャンプー。
水を使わずにサッと拭き取るだけで、気になる汗のニオイやベタつきをオフしてくれます。
シートタイプの物を選べば、機内にも持ち込めてとっても便利!髪だけでなく、体にも使えるので、汗のニオイが気になる人にもオススメです。
バックインバック・エコバック
「イヤホンや携帯など、座席前の収納スペースに入れて、そのまま忘れてしまった」なんてことはありませんか?
歯ブラシ、耳栓、携帯、イヤホンなど、細々としたグッズを座席の下に纏めておきたいなら、バックインバックがとっても便利!
座席前の収納スペースにスッポリ入れることができるので、機内で物を取り出すときに、イチイチ座席上の棚から出さなく良いので快適。飛行機から降りるときも、うっかり機内に忘れてしまったなんてことも無く、安心です◎
機内に持ち込む大きなカバンの中に忍ばせておけば、サッと取り出せて、着席時もスムーズです。
【女性向け】長期フライトを快適にする持ち物:乾燥対策
水筒・マイボトル
乾燥する機内の中では、こまめな水分補給が大切!
でも、自分が飲みたいタイミングで、必ずしも機内サービスが来てくれるとは限らないですよね。
CAさんをその都度呼ぶのも気が引けるし、海外の航空会社だと言葉が通じなかったりして、何かっとおっくうです。
そんな時は、大きめのマイボトル(水筒)を持参しましょう!
基本的にどの国の空港にも、マイボトルに水を補給するための水道が常設されているので、搭乗前に水を入れておくと便利!機内で中身がなくなったら、CAさんに頼めば、補給してもらえます。
大きめのボトルを持っていけば、何度もお願いしなくて良いので、効率的◎
旅先でも、ホテルで水を入れて持ち歩けば節約にもなって、一石二鳥です。
のどぬ〜る ぬれマスク
風邪の症状が喉から始まる人、椅子に座りながら寝ると口が開いてしまう人は、マスクをしましょう。
飛行機の中は乾燥していて、風邪をひきやすいです。
せっかく海外旅行に来たのに、行きのフライトで風邪を引くなんて悲しすぎますよね。。。
特におすすめなのが、のどぬーるぬれマスク。
マスクの内側にポケットが付いていて、その中に湿ったコットンを別のパッケージから出し、セットできるようになっています。さらっとした着け心地なのに、しっかり喉が潤ってとっても快適!サイズも大きめなので、肌の乾燥も防いでくれます。
効果は10時間続くので、ヨーロッパやアメリカまでの長時間フライトに最適!
のど飴
乾燥して喉がイガイガしてしまう人は、のど飴も持っておくと安心◎
龍角散シリーズのタブレットタイプなら、袋も小さくても持ち運びも便利です。
保湿グッズ(ハンドリーム・リップクリーム等)
肌や唇の乾燥が気になる人は、普段から使っている保湿グッズを持っていきましょう。
お肌の乾燥対策グッズとしては、こんなものが挙げられます。
なお、機内持ち込みできる液体の量は制限があるため、市販のトラベルセットを購入しておくと便利!普段から使っているブランドがあれば、コンパクトな容器に詰め替えておきましょう。
【女性向け】長期フライトを快適にする持ち物:暇つぶしグッズ
映画やドラマをダウンロードしておく
長距離フライトの場合、大抵の飛行機には映画が用意されています。
しかし、興味のある映画が一本もなかったり、海外のエアラインだと日本語字幕付きの映画が少なかったり。。。
私自身、ブリティッシュエアーに乗った際は、字幕抜きで理解できる映画がピーターパンだけで、とってもしんどかったです…。
そんなことにならないように、あらかじめ好みの映画をスマホにダウンロードしておきましょう。
Amazonプライムなら、アプリ上に作品をダウンロードできて便利。
機内では電波が通じず、WiFiを接続するにも料金が発生してしまう場合が多いため、事前にダウンロードして、オフラインでも観れるように準備しておきましょう。
高機能イヤホン
ダウンロードした映画を機内で楽しみたいなら、高性能イヤホンは必需品!
ノイズキャンセリング機能付きの高性能イヤホンを選べば、音質が綺麗で、周りの雑音も気になりません。
ただし飛行機についているモニターで映画を観たい人は、ワイヤレスではなく有線のイヤホンを持っていきましょう。
機内には備え付けの簡易イヤホンがありますが、音質も悪くガサガサの物も多いので、飛行機についているイヤホンをあてにせず、自分でイヤホンを持って行った方が安心です。
スマホホルダー
スマホで映画を観るなら、スマホホルダーを使って固定すると便利。
2~3時間手に持ち続けるのはしんどいですし、机の上に置くだけだと飛行機の振動で滑ってしまいます。
電子書籍
本を読む人は、電子書籍を自分のスマホにダウンロードしておくと◎
単行本を何冊も持っていくと荷物が増えてしまいますが、電子書籍なら断然手軽です。
Kindleで電子書籍を購入するとアプリにダウンロードされるので、ネット環境のない飛行機の中でも読めておすすめ。
タブレット端末
ダウンロードした映画や電子書籍をもっと快適に楽しみたいなら、タブレット端末を持っていきましょう。
スマホと比べて画面も大きく、目や首にも優しいので、長時間見ていても疲れません。
充電ケーブル
忘れてはいけないのが充電ケーブル!
スマホで映画や電子書籍を見ていると充電の減りも早いので、充電ケーブルを持っておくと安心です。
飛行機にはUSBの差込口が各席にあるので、USB端子に差し込んで充電できるタイプのケーブルを用意しておきましょう。
最後に
以上、長時間フライトに準備しておきたい持ち物リスト21選についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
しっかり準備しないと、長時間のフライトはかなり地獄です…!
特に女性は、乾燥・冷え・美容対策などしっかり備えて、楽しい旅行にしてく下さいね。
なお、以下のブログでは海外旅行に持参したい日本食について纏めています。
長期滞在になると特に恋しくなる日本食。
現地での食事代の節約にもなるので、ぜひ参考にしてくださいね。