ポルトガルの第二の都市ポルトは、魔女の宅急便のモデルになったとも言われる街。
中世時代の建物が残る街並みでは、タイムスリップしたかのような可愛らしさと懐かしさを感じることが出来ます。
そんなポルトの美しさは、街自体が世界遺産に登録されているほど。
- ハリーポッターのモデルとなった世界で1番美しい本屋さん
- エッフェルの弟子が設計したドン・ルイス1世橋
- アズレージョが美しい教会や駅舎
- 400年以上続くポートワインのワイナリー
など、見逃せない観光スポットばかりです。
この記事では、そんなポルトの魅力を徹底解説!
これからポルト旅行を計画しているあなたへ向けて、ポルトでオススメの観光スポット10選を詳しくご紹介してきます。
実際に旅行した経験をもとに、ガイドブックには紹介されていない穴場スポットや旅のコツも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、記事の最後では2日間で効率的に巡るモデルプランや現地での移動手段についても紹介しているので、ポルト旅行のプランニングはこのブログを読めばバッチリです!
こんにちは!
ロンドン在住のトラベルライターAyaです。
今まで旅した国は30カ国100都市以上。
行き先は、東南アジア・ヨーロッパ・アフリカ大陸・中南米など様々。
旅先での楽しみは、その土地ならではの食事やローカルマーケットの発掘など、地元民の暮らしに触れること。
ガイドブックには載ってない、ローカルのお気に入りをご紹介していきます♪
ポルトガルのポルトでおすすめの観光名所10選
壁一面のアズレージョが美しい「カルモ教会」
真っ白な壁に深い青色のタイルが美しいポルトガルのアズレージョ。
ポルトのバイシャ地区にあるカルモ教会では、壁一面に広がる美しいアズレージョを観ることができます。
一つ一つハンドメイドされたタイルは、近くに寄って見ると、とっても繊細。
小さなタイルが組み合わさった壁画は迫力満点です。
一見すると大きな一つの教会に見えるカルモ教会。
実は、「写真左:カルメル教会(Igreja dos Carmelitas)」と「写真右:カルモ教会(Igreja do Carmo)」の2つの教会で構成されています。
2つの教会の間には幅わずか1メートルの非常に狭い民家があり、教会は同じ壁を共有しているわけではないんです!
こちらの家には1980年代まで住民が住んでいたそう…!
ハリーポッターのモデルとなった美しい本屋「リヴラリア・レロ」
イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界の素敵な書店」で第3位に選ばれたリヴラレア・レロ(レロ書店)。
2階へと登る真っ赤な階段は、その美しさから“天国への階段”と称されました。
実はこの本屋さん、JKローリングが英語教師としてポルトに赴任していた頃によく通っていたお店としても有名。
彼女がその後出版したハリーポッターの世界観に大きく影響を与えたと言われています。
入場券は一人5€で、事前に公式オンラインから購入可能。(※店内で本を購入した場合、本の代金から入場料の5€が差し引かれる。)
当日券を買うこともできますが、ハイシーズンには売り切れてしまうことも多いため、事前予約は必須。
もしくは、レロ書店の見学も含まれたツアーに参加するのもオススメ!
少しお値段は高くなりますが、ツアーに参加すれば行列に並ぶ必要もなく、効率的にポルトの市内観光を楽しめます。
世界一美しい駅舎「サン・ベント駅」
歴史地区の中心に位置するサン・ベント駅は、ポルトを代表する鉄道駅。
アメリカの旅行雑誌「Travel & Leisure」で世界で最も美しい駅の一つに選ばれたこともあり、ポルトを訪れたからには絶対見ておきたい場所の一つです。
見どころは構内の壁を飾る約2万枚のアズレージョ。
ジョアン1世のポルト入城やセウタ攻略など、ポルトガルの歴史を物語るシーンが描かれています。
ポルトガル語名 : Estação de São Bento
住所 : Praça de Almeida Garrett, 4000-069 Porto, ポルトガル
マップ : Googleマップ
料金 : 無料
ファサードのアズレージョが見事な「サント・イルデフォンソ教会」
ポルトの街で美しいアズレージョを観たいなら、イルデフォンソ教会も外せない場所の一つ。
1932年に制作された教会のファサード(正面)は約1万枚のアズレージョで飾られています。
美しい外壁もさることながら、内部も見どころ満載!丸屋根の天井にある美しいステンドグラスは必見です。
ポルトのシンボル「ドン・ルイス1世橋」
ドン・ルイス1世橋はポルトの街のシンボル。
パリのエッフェル塔を造ったエッフェルの弟子により1886年に建設されました。
巨大なアーチが美しいこの橋は2重構造になっていて、上層にはメトロ路線と歩行者専用道路、下層には車道と歩道が広がっています。
その構造やアーチの美しさに心奪われるドン・ルイス1世橋ですが、1番の魅力は橋上層階からの眺め!
ドウロ川と旧市街を360度見渡せる景色は、「これぞポルト!」と言いたくなるような美しい眺望。特に橋の上から見る夕陽は格別です。
ドン・ルイス1世橋を綺麗に写真に納めたいなら、セラ・ド・ピラール修道院がオススメ!
夕陽の鑑賞スポットとして有名な修道院の広場からは、ドウロ川と橋を一望できます。
ポルト観光の中心地「カイス・ダ・リベイラ」
カイス・ダ・リベイラはドン・ルイス1世橋のすぐ横に広がる川沿いの遊歩道。
美しいドウロ川を望むこの通りには、カフェのテラス席やストリートミュージシャン、カラフルな家々が立ち並び、誰もが思い描くポルトの美しい街並みが広がっています。
ポートワイン片手にテラス席に腰を下ろし、のんびり川を眺めるのがオススメの過ごし方。
ポルトガル語名 : Cais da Ribeira
マップ : Googleマップ
「ワインセラーの見学ツアーに参加する時間がない!」と言う人にオススメなのがワインバーBacchus vini。
ドン・ルイス1世橋とドウロ川を見渡せるテラス席では、白・赤・トウニーなど数種類のポートワインを飲み比べすることができます。
お店に置いてあるワインは、店主が厳選した地元産のワインばかり!色んなセラーのワインが一度で飲み比べできるのも魅力の一つです。
ワインが気に入ったら、お土産としてボトルで買って帰ることもできます。
ロープウェイ「テレフェリコ・デ・ガイア」に乗って空中散歩
2011年開業と比較的新しいロープウェイ。
乗車時間は5分ほどと短いですが、空中から見る対岸の歴史地区や眼下のワインセラーは絶景!
ドン・ルイス1世橋の上層階を渡ってすぐの場所に乗り場があるので、ロープウェイに乗って川の下降方面まで一気に移動するのがオススメ!
帰りは、ワインセラーを見学しながら、のんびり川沿いを戻ってくるのが定番コースです。
昔ながらのワンセラーが並ぶ「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」
ロープウェイを降りてすぐに広がる川沿いの地区「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」。
ドウロ川を挟んで歴史地区の反対側に位置します。
ポートワイン産業の拠点として有名なこの地区には、伝統的なワインセラーが点在。
それぞれのワイナリーでは、見学ツアーや試飲を楽しむことができます。
また、川沿いの道にはおしゃれなカフェやレストランが立ち並び、のんびりするにもぴったり。
晴れた日には、テラス席でワインを楽しむ人々で賑わいます。
ポルトガル語名 : Vila Nova de Gaia
マップ : Googleマップ
ワインセラーを見学するには、基本的にツアーへの参加が必要。
当日の枠数は限られているので、見学したいワインセラーがあれば、各セラーの公式HPから事前予約しておくと安心です。
また、試飲とファドショーがセットになったツアーもオススメ↓
ポルトのワイン文化についてもっと知りたいなら、ドウロ峡谷を訪れるのもお勧め!
ポルトから車で1時間半ほどの距離にあるドウロ峡谷は、世界遺産にも登録されていて、世界有数のワイン産地として有名。
60mの高低差を結ぶ「ギンダイスのケーブルカー」
ギンダイスのケーブルカーはドン・ルイス1世橋の麓と丘の上の町を繋ぐケーブルカー。
橋の上層と下層にあたる、約60mの高低差を結んでいます。
移動手段としても便利なケーブルカーですが、車内からの眺めは格別。
間近に望む美しい橋のアーチとドウロ川の景色は、観光アトラクションとしても必見です。
ケーブルカーで登り切った先には、世界遺産にも登録されているポルトの歴史地区が広がります。
中世の趣が残る街並みと丘の上から見るドウロ川のコントラストがなんとも美しい風景です。
ポルトガル語名 : Funicular dos Guindais
住所 : R. da Ribeira Negra 314, 4000-509 Porto, ポルトガル
マップ : Googleマップ
営業時間 :8:00〜20:00
料金 : 片道4€、往復6€
アズレージョで飾られた回廊が美しい「ポルト大聖堂」
白と青のアズレージョで飾られた回廊が美しいポルト大聖堂。
ドウロ川を見渡す丘の上に立つこの聖堂は、12〜13世紀に建築されました。
回廊の他にも豪華に装飾された礼拝堂や美術品スペースなど、見どころが沢山。
2階に広がるバラ窓は、ドウロ川やポルト市内を望む眺望スポットになっています。
ポルト大聖堂から歩いて5分の距離にあるラルゴ・ダ・ペーナ・ベントーザ。
カラフルな家々が立ち並ぶこの通りは、ポルトで最も可愛らしい通りの一つです。
オシャレなカフェやお土産屋さんが立ち並び、のんびり散策するのにぴったり!
ポルト観光に必要な日数は?現地でオススメのモデルプラン
最低でも1日!理想は2日必要!?
比較的小さく時間を要する施設も少ないポルトは、一日でも観光することができます。
ポルトガルの首都リスボンから電車で片道約3時間で来れるため、日程が少ない場合は日帰り観光でもOKです。
ただし、1日だと急ぎ足になってしまい、ポルトガル名物をゆっくり食べ歩きするまでは出来ないので、出来れば2日は欲しいところ。
2日間あれば、ドウロ川を眺めながらのんびりお散歩したり、ワイナリーを見学したり、ポルトの魅力を存分に満喫することができます。
2日間で巡るおすすめモデルプラン
ポルト観光を満喫したいなら、理想は2日間!
これまでに紹介したオススメスポット10選を全て回る、効率的なモデルプランを作ったので、是非参考にしてくださいね。
↓徒歩10分
↓徒歩5分
↓徒歩1分
↓徒歩10分
↓徒歩5分
↓徒歩5分
↓徒歩10分
↓徒歩15分
↓徒歩3分
↓徒歩10分
ポルトでの移動手段は?
ポルトは小さな街なので、基本的に全て徒歩で観光できます。
ただし、坂道が多いので、歩きやすい靴は必須。
体力に自信が無いor温存したい場合は、バスやトラムを上手く利用しましょう。
公共交通機関を使う場合はアンダンテ(1日券)を購入するのがおすすめです。
また、Uberタクシーも比較的安くて捕まりやすいので、選択肢の一つとして入れておと便利。
ポルトでは、市内の観光スポットを巡る2階建ての観光バスが2種類運行しています。
以下サイトから購入すれば、トラムとケーブルカーがセットになっているのでお得!
ポルトへの行き方
ポルトの空港を使う
ポルト市内に1番近い空港はフランシスコ・サ・カルネイロ空港。
残念ながら、日本からポルト行きの直行便は現在運行していないので、ヨーロッパ各都市を経由する必要があります。
空港から市内への移動はメトロを使って約30分ほど。
「とにかく確実に快適に市内まで移動したい!」という人は、事前に空港ハイヤーを予約しておくのがオススメ。
Welcome Pickupsのアプリを使えば、日本から事前にハイヤーを予約することができます!
ポルト空港から市内まではおよそ24ユーロ程度。
ネームプレートを持った運転手さんが、空港登場ゲートで待っていてくれるので安心です。
リスボン→ポルトへ列車で移動
ポルトを訪れる場合、ポルトガルの首都リスボンと併せて計画する人も多いと思います。
リスボンからポルトへは直通の国鉄が運行されていて、所要時間は2時間45分~3時間10分程度。
運賃は24.3€~30.3€程度で乗車する列車によって異なります。
チケットは駅窓口で購入するか、ポルトガル国鉄のサイトでオンライン購入できます。
ポルトのベストシーズンはいつ?
一年を通して美しいポルトの街ですが、冬は雨が多いことで知られています。
そのため、ポルト旅行のベストシーズンは、雨がほとんど降らない6月〜9月。
日本の同時期ほど暑くなく、乾燥していてとても過ごし安いです。
なお、ヨーロッパのバカンスシーズン(7・8月)には大変混み合い、小さなポルトの街は観光客でごった返します。
のんびり観光を楽しみたいなら、比較的旅行客の少ない6月・9月が理想的。
最後に
以上、ポルトでオススメの観光スポット10選と2日間のモデルプランについて紹介してきましたが、如何でしたか?
比較的小さな街に見どころがぎゅっと詰まったポルトは、ヨーロッパの中でも最も観光しやすい街の一つ。
事前にしっかり計画を立てて、思う存分楽しんでくださいね。
なお、以下ブログではポルトガルで食べたい現地の名物料理について纏めています。
イワシ、干し鱈、タコなど日本人に馴染みのある食材を使うポルトガル料理は、毎日食べても飽きない美味しさ!
ポルトに旅行したら、ポルトガル料理も是非堪能してくださいね。
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