深刻な円安進行によって、以前と比べて海外旅行に行きづらくなってしまった現在。
コロナによる規制も落ち着き「ようやく待ちに待った海外旅行に行ける!」と思いきや、ホテル代や飛行機代を考えると、なかなか思いきることができません。
一方で、円安で費用が高いのは分かっていても、「今年こそは、なんとしても海外旅行に行きたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか?
こちらのブログでは、そんなあなたに向けて、
旅行好きなら知らなきゃ損!!
海外旅行の費用を抑える10つの対策法
をご紹介。
この方法を使えば、現地での食事代や買い物代を節約することができる他、旅行中に滞在するホテル代を無料にすることも可能!
円安渦だからこそ、しっかり対策をして、久しぶりの海外旅行を思う存分楽しみましょう!
こんにちは!
ロンドン在住のトラベルライターAyaです。
今まで旅した国は30カ国100都市以上。
行き先は、東南アジア・ヨーロッパ・アフリカ大陸・中南米など様々。
円安進行中の2022年だけでも、7カ国18都市(ヨーロッパ・アフリカ・中米含む)へ旅行しました!
円安渦でもできるだけ多くの国に旅行できるよう、旅先での節約方法を日々研究しています!
海外旅行の費用を抑える為のオススメ対策法
【普段の生活でできる対策】
旅関連の特典が充実したカードを使う。オススメは以下2つ。
- マリオットボンヴォイ・アメックス
- 楽天プレミアムカード
【旅のプランニング時にできる対策】
- 比較的物価の安い国を選ぶ
- ツアーは使わず、全て個人で手配する
- 買い物を楽しみたいなら、セール時期を狙う
【旅行先でできる対策】
- 現地での支払いは海外利用手数料が安い「Wiseデビットカード」を使う
- 「Wiseデビットカード」を使って両替手数料を抑える
- WIFIルーターは使わず、現地のSIMカードを購入する
- 日本から食材を持参して食費を抑える
- 買い物をしたら免税手続きをする
普段の生活でできる対策
旅行計画時に限らず、普段の生活からできる1番の対策は旅関連の特典が充実したクレジットカードを使うこと。
光熱費や生活費などを全てクレジットカードで支払っていると、結構すぐにポイントが貯まるものです。
ここでは、「旅行好きなら持たなきゃ損!」のおすすめのクレジットカード2つをご紹介。
- マリオットボンヴォイ・アメックス
- マリオットポイントを貯めて世界中のホテルに無料宿泊
- 楽天プレミアムカード
- 入会して「プライオリティ・パス」を無料発行
「マリオットボンヴォイ・アメックス」を使って世界中のホテルを無料宿泊する
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)アメックスカードは、「アメリカン・エキスプレス(AMEX)」と世界最大のホテルチェーン「マリオット」が提携するクレジットカード。
旅行関係の特典が充実していることで有名で、旅好きには嬉しいメリットが満載です。
- カードの利用で、「マリオットボンヴォイ・ポイント」が貯まる。
- ポイント還元率は通常3%、マリオット系列の施設利用時は驚異の6%!
- 貯めたポイントを使って世界各国のマリオット系列ホテルに無料宿泊が可能。
- 毎年のカード更新時には50,000ポイント分の無料宿泊特典が貰える。
- ポイントはマイルに交換できる。
- カードを所持しているだけで、マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格が得られる。
- 以下ゴールドエリートの特典
- 優先レイトチェックアウト(最大14時まで)
- 客室の無料アップグレード(空室状況に応じて)
- 滞在で獲得できるポイントが25%UP
- 宿泊時に貰えるボーナスポイントやウェルカムギフト
- 以下ゴールドエリートの特典
- 最高1億円分の海外旅行損害保険を付帯
- 帰国時、空港から自宅までスーツケースを無料配送
カードの1番の魅力は、貯めたポイントを使って世界中のマリオット系列のホテルに無料宿泊できること。
カードの利用で、100円につき3ポイントの「マリオットボンヴォイ・ポイント」を獲得することができ、安いホテルでは一泊5,000ポイントほどで無料宿泊することができます。
メインカードとして使っていると、意外とすぐにポイントが貯まる「マリオットヴォンボイ・アメックス」。
私自身、貯めたポイントで、2022年の1年間に7つのホテルに宿泊することができました!
また、年間150万円以上の利用で、カード更新時に50,000ポイント分の無料宿泊特典が貰えるのも魅力の一つ。
クレジットカードの年会費は49,500円と高額ですが、無料宿泊特典をうまく利用すれば余裕でもとが取れてしまいます。
もっと詳しく知りたい!
ポイントで無料宿泊できるホテルって一体どんな所?
という方は、こちらの記事をご覧ください!
筆者が実際に無料宿泊した7つのホテルの体験談を纏めています。
もちろん、各ホテルの必要ポイント数や通常宿泊料金も掲載しているので、参考にして下さいね。
1ドル135円を突破した現在、海外のホテル代は益々高騰しています。
例えば300ドルのホテルに宿泊する場合、
- 1ドル100円→30,000円
- 1ドル135円→40,500円
と、円安の影響だけで10,500円も余分に料金を払わなくてはなりません。
日本人にとってはキャッシュでの支払いの負担が増加しているので、ポイントでの無料宿泊のお得度が益々上昇しています!
楽天プレミアムカード入会で「プライオリティ・パス」を無料発行
旅行や出張で海外に渡航する機会が多いなら、持っておきたいのが「プライオリティ・パス」。
通常、海外の空港ラウンジを利用する方法としては、
- 正規の入場料(通常5,000円前後)を支払う
- ビジネス・ファーストクラスに搭乗して航空会社のVIPラウンジを利用する
- 各航空会社で特別会員(JAL GLOBAL CLUB等)のステータスを獲得する
などが挙げられますが、この「プライオリティ・パス」を持っていれば、世界148カ国で1,300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用することができます。
- 世界148カ国600以上の都市や地域で、1,300ヵ所以上の空港にあるラウンジが無料で利用できる
- ラウンジ内では軽食やドリンクが無料
- 無料WiFiや電源が利用できる
- 同伴者もラウンジの利用が可能
正規のルートで会員になるには329ドル(日本円で約43,700円)の年会費がかかる「プライオリティ・パス」ですが、クレジットカードの特典を賢く利用すれば「年会費無料」で作成することが可能。
なお、「プライオリティ・パス」が特典として付いてくるクレジットカードの中で、カードの年会費が1番やすいのは「楽天プレミアムカード」。
11,000円のクレジットカード年会費を支払えば、「プライオリティ・パス」を無料で発行することができます。
旅のプランニング時にできる対策
【旅のプランニング時にできる対策】
- 比較的物価の安い国を選ぶ
- ツアーは使わず、全て個人で手配する
- 買い物を楽しみたいなら、セール時期を狙う
では、早速見ていきましょう!
比較的物価の安い国を選ぶ
円安の今、海外旅行に行くなら物価が比較的安い国を選びましょう。
日本から比較的行きやすい国の中で、物価が安い国といえば
- インドネシア
- ベトナム
- ミャンマー
- マレーシア
- フィリピン
など、東南アジア諸国が挙げられます。
また、物価の高いイメージがあるヨーロッパの中でも、訪れる国によって大きく旅行費用が変わってきます。
西ヨーロッパで人気の観光都市を比べてみても、ロンドンやパリは物価が非常に高く、バルセロナやリスボンなどは比較的物価が安い印象です。
ツアーは使わず、個人で旅行を手配する
海外旅行を計画する場合、旅行会社を通してツアーを申し込むよりも、個人で手配したほうが安いです。
個人で手配すれば、LCC(格安航空会社)やAirbnb(民泊シェア)など、通常の旅行会社が扱わないサービスも手配することができ、仲介手数料なども掛からないので、結果的にコストが安くなります。
最近では、個人で旅行を計画する人に向けて、便利なサービスが沢山リリースされているので、上手く活用しながら計画を立ててみてくださいね!
旅先で買い物を楽しみたいならセールの時期を狙う
日本にも「年始の初売り」や「サマーセール」があるように、その国ごとに決まったセール時期があります。
例えば、私が住むイギリス・ロンドンでは、
- サマーセール
- 6月下旬〜7月上旬にかけて
- ブラックフライデーセール
- 11月第四木曜日の翌日~(その週末にかけて3日間程度)
- ボクシングデーセール
- クリスマス翌日の12月26日~
- ニューイヤーセール
- 1月1日~(1月中旬まで)
が毎年恒例のセール期間。
特にボクシング〜ニューイヤーセールにかけては、値下げ幅50%〜70%の商品もよく見かけます。
「円安渦でも海外での買い物を思う存分楽しみたい!」という人には、セール時期を狙って旅行を計画するのもおすすめです。
旅行先でできる対策
現地でできる対策としては、以下5つが挙げられます。
【旅行先でできる対策】
- 現地での支払いは海外利用手数料が安い「Wiseデビットカード」を使う
- 「Wiseデビットカード」を使って両替手数料を抑える
- WIFIルーターは使わず、現地のSIMカードを購入する
- 日本から食材を持参して食費を抑える
- 買い物をしたら免税手続きをする
では、早速見ていきましょう!
現地での支払いは、海外利用手数料が圧倒的に安い「Wiseデビットカード」を使う
海外旅行中に外貨での支払いをするなら、現金よりもクレジットカードやデビットカードを利用するのがオススメ。
カードを使えば、現金を両替して使うよりも遥かに安い手数料で支払うことができます。
中でも1番のオススメは、海外利用手数料が圧倒的に安い「Wiseのデビットカード」。
通常、クレジットカードを海外で利用すると1.60%〜2.20%の海外利用手数料がかかりますが、Wiseのデビットカードの手数料は以下の通り。(※2023年3月時点)
- ユーロ 0.68%
- イギリスポンド 0.68%
- アメリカドル 0.71%
- 人民元 1.27%
これは例えば、為替レートが160.00円/英ポンドで1,000ポンドの買い物をしたとき、
海外利用手数料 | 実際に支払う手数料 |
---|---|
0.68% ※Wiseのカード | 1,088円 |
1.63% ※楽天カードなど | 2,608円 |
2.20% ※DCカードなど | 3,520円 |
1,000ポンドの買い物で約2,500円の差になります。
使う金額が大きくなる海外旅行なら、利用手数料が安いカードを選びたいですよね。
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現金両替時にも「Wiseデビットカード」が断然お得
現地での支払いはクレジットカードやデビットカードをメインに使うのがオススメですが、「何かあった時の為に、念の為現金も持っておきたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
Wiseのデビットカードでは、連携するアプリを使っていつでも簡単に両替するが可能。
アプリ内での両替手数料は、前述で説明した海外利用手数料と同じです。
- ユーロ 0.68%
- イギリスポンド 0.68%
- アメリカドル 0.71%
- 人民元 1.27%
なお、両替した外貨は現地のATMで手数料無料で引き出すことができるので、銀行や外貨宅配サービスなどを利用するよりも遥かに安い手数料で両替することができます!
以下の記事では、Wiseのデビットカードについてより詳しく解説しています。
興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね!
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レンタルWiFiは使わず現地SIMカードを購入する
レンタルWiFiには、設定が簡単で、ほとんどの通信機器を複数台同時にインターネットに接続できるというメリットがあります。
一方で、大抵のレンタル会社では一日単位で料金が加算される為、現地のSIMカードと比べて費用が圧倒的に高いです。
例えば、10日間でヨーロッパ各国を周遊しよとした場合、同条件のサービスを利用するのにかかるコストは以下の通りです。
サービス | データ通信量 | 通信速度 | 料金/日 | 10日間の費用合計 |
---|---|---|---|---|
レンタルWiFi ※グローバルWiFi | 600MB/日 | 4G | 1,680円/日 | 16,800円 |
現地SIM ※英大手通信会社O2 | 700MB/日 | 5G | £0.7(≒160円)/日 | £10(≒1,600円) |
現地SIMを購入した方が通信速度もデータ通信量も有利な上、10日間の費用合計の差は約1,5200円になります…!
レンタルWi-Fiに比べると設定に少し手間がかかるとは言え、これだけ費用が抑えられるのであれば現地SIMカードを使いたいですよね。
なお、旅先で購入したSIMカードを使う場合、事前にSIMロックを解除しておくことを忘れずに!
「SIMカードを使いたいけど、現地に着いてから購入するのは不安だな…」という人は、事前に日本からインターネットで購入するのもお勧め!
現地で買うよりは割高ですが、それでもWiFiルーターを借りるより断然費用を抑えられます。
日本から食材を持参して現地の食費を抑える
旅先での食事は旅行の楽しみの一つですが、滞在中に毎日外食するとなると相当な費用がかかります。
現地で美味しいレストランに行くのもいいですが、旅行中の費用を抑えたいなら、滞在中の何日かは自炊するのもお勧め!
現地のスーパーで買った新鮮な食材でアレンジすれば、その土地ならではの一皿が楽しめます。
以下の記事では「海外旅行に持参したい日本の食材15選」をまとめています!
お湯をかけるだけのインスタント食品から、エアビーでの調理に使える便利グッズまで紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
買い物をしたら免税手続きを忘れずに!
海外旅行中にたくさんお買い物をしたら絶対に忘れてはいけないのが免税手続き!
旅行する国にもよりますが、例えばヨーロッパ各国では、6%〜16%の免税を受けることができます。
国名 | 基本利率 | 免税利率 | 最低適用金額 |
---|---|---|---|
フランス 🇫🇷 | 20% | 8-13% | €100 |
イタリア 🇮🇹 | 22% | 11-15.5% | €154.95 |
スペイン 🇪🇸 | 21% | 10.4-15.7% | 無し |
ポルトガル🇵🇹 | 18-23% | 12-15% | €59-€61.5 |
ベルギー 🇧🇪 | 21% | 7.8-15.5% | €125 |
ドイツ 🇩🇪 | 19% | 6.1-14.5% | €50 |
国によって手続き方法や免税利率も変わってくるので、事前にしっかり調べて、賢く節約しましょう!
最後に
以上、「海外旅行の費用を抑える方法」についてご紹介してきましたが、如何でしたか?
一つひとつは小さな金額でも、旅行全体を通して計算してみると大きな額になっていることもしばしば。
円安に負けずに賢く節約をして、思う存分海外旅行を楽しんでくださいね!